南部ヘルソン市民、ロシア占領に反対集会開催

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ロシアによる占領の続くウクライナ南部ヘルソン市では13日、市民が中心部に集まり占領反対集会を開催している。

集会参加者は、ペレコプシカ通りにて軍用車に乗るロシア兵に対して「ファシストめ!」「家へ帰れ!」「バイラクタル!(編集注:攻撃型無人機)」などとシュプレヒコールをあげた。また、「ヘルソンは力だ、プーチンは墓場へ!」「ウクライナ軍の戦士に栄光を!」などというスローガンも聞かれた。

ロシア占領軍は、空に向かって銃を発砲して威嚇するものの、市民は栄光公園へ向かって歩き続け、ロシア兵に対して「ファシストめ!」と叫んだ。

なお13日、ヘルソン市は第二次世界大戦時にナチスドイツ軍からの解放を祝う記念日となっている。

この集会につき、ゼレンシキー宇大統領は、テレグラムにて、「私は一人一人に感謝している。諦めない一人一人の人に。抗議をする人に。占領者に対して、ウクライナは私たちの大地であることを実践してみせている人に。ヘルソン、メリトポリ、ベルジャンシク、その他全ての町々。ウクライナは勝利する」と書き込んだ。

なお、同日、ロシアに占領されている南部のメリトポリとベルジャンシクにおいても、数千人の市民による反ロシア占領集会が開催されている。

動画:コスチャンティン・ルジェンコ

ベルジャンシクの抗議の様子

写真:公共テレビ・ヘルソン