露宇戦争の戦死の北朝鮮兵は約300人 負傷は約2700人=韓国情報機関
韓国国家情報院は、ロシアの対ウクライナ戦争に派兵された北朝鮮兵の内、少なくとも約300名が死亡、約2700名が負傷したと発表した。
韓国の聯合ニュースが報じた。
与党「国民の力」党の議員は、国家情報院が議会の情報委員会の非公開会合の際に議員たちにこの情報を共有したと伝えた。
最近入手した戦闘の動画記録を分析した国家情報院は、無人航空機に対して、離れた場所から小火器で「無駄な」射撃をするなど、北朝鮮兵は現代戦争を理解しておらず、大量の犠牲者を出していると説明した。
さらに、同院は、北朝鮮は自国兵に対してウクライナ軍に拘束されないように、自害しなければいけないと命令していると伝えた。
ウクライナが最近公開した、ロシア領クルスク州で負傷した2名の北朝鮮兵の動画について、リー氏は、「捕虜は北朝鮮に戻る意向を示していない」と発言した。
12日にゼレンシキー大統領が公開した約3分の動画において、1人の兵士は、自国に戻りたいかと問われると、ウクライナに残りたいと答えた。
国家情報院は、この2名は北朝鮮の主要な軍事情報機関である偵察総局に所属しているだろうと評価している。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ウクライナ軍人が北朝鮮軍人2名を拘束したとし、両名はキーウへと搬送されたと報告していた。
また、ゼレンシキー大統領は12日、ウクライナ側が拘束する北朝鮮兵の尋問の様子を写した動画を公開した上で、ウクライナはロシアに拘束されるウクライナ人捕虜との交換で、北朝鮮に同国の兵士を引き渡す準備があると発言していた。