南部スカドウシクにてロシア軍が市長を拉致
ロシアの侵略の続くウクライナ南部スカドウシク市にて16日、ロシア軍がオレクサンドル・ヤコウリェウ市長とユーリー・パリュフ同市市議会秘書を拉致した。
活動家のアルテム・コステュチェンコ氏がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
コステュチェンコ氏は、「たった今、スカドウシク市議会からロシア軍人がオレクサンドル・ヤコウリェウ市長とユーリー・パリュフ氏を連れ去った」と書き込んだ。
同氏は、市民に対して拉致への抗議のために市の中心部に集まるように呼びかけている。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。ロシア軍が占領下南部のヘルソン州やザポリッジャ州では、反ロシア集会が続く一方で、ロシア軍による活動家や地方政治家の拉致が複数報告されている。これまでに、メリトポリ市のイヴァン・フェドロウ市長と活動家3名、ドニプロルドネ市のイェウヘン・マトヴェイェウ市長、地区議会のセルヒー・プリーマ議長、活動家のオリハ・ハイスマヴァ氏、その他の民間人の拉致事例が報告されている。