レズニコウ宇国防相、岸日本防衛相に人道支援につき謝意表明
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ウクライナのレズニコウ国防相は16日、日本の岸防衛相とビデオ会談を行い、ロシアの攻撃的政策や両国の被占領地に関連する共通のテーマにつき協議を行った他、日本の対ウクライナ支援につき謝意を表明した。
ウクライナ国防省広報室が公表した。
発表にて、オレクシー・レズニコウ国防相は、「今日、日本の岸信夫防衛相と、ロシアの攻撃的政策と、ドンバス、クリミア、北方領土などのロシアが占領する領土の脱占領の文脈での共通の問題につき協議した」と伝えた。
レズニコウ氏はさらに、日本がウクライナに供与する人道支援につき謝意を伝えたという。
また、日本の防衛省広報室も、同テレビ会談につき発表を行った。
発表によれば、岸防衛相は、「祖国に殉じたウクライナ兵と戦禍に倒れたウクライナ国民に心から哀悼の意を捧げ、今なお祖国と家族を守るために戦っている兵士と国民に深い敬意を表し、また、今回のロシアによる侵略は、明らかにウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法と国連憲章の深刻な違反であり、決して認められない行為であるとともに、このような力による一方的な現状変更は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを最大限非難する」と改めて述べたという。
また、発表には、防衛省・自衛隊が、今後も国際社会と連携しながら、ウクライナを最大限支援していくと書かれている。
なお、16日、防衛省は、ツイッター・アカウントにて、ウクライナへ供与する自衛隊の防弾チョッキやヘルメットなどの軍事支援を載せた米軍機C-17が、横田基地を出発すると伝えている。