民主的世界はロシアの石油を拒絶することができる=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、ウクライナ外交の優先的課題はロシアの石油・天然ガスビジネスへの制限導入だと発言した。

ゼレンシキー大統領が9日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちの外交、全ての私たちのパートナーとのやりとりにとっての優先課題の中には、ロシア連邦の資金の流れに対するさらに厳しい制限の導入が含まれる。何よりも、それは石油ビジネスに関係する」と発言した。

同氏は、民主的世界は、ロシアの石油を確実に拒絶し、ロシアさん石油を全ての他の国にとって有害なものとすることができると述べ、「石油こそが、ロシアの過度の自信と無罰の感覚の二大源泉の一つである。もう一つの源泉は天然ガスだ。それもまた、次第に閉ざされていく。それは不可避のことだ。安全保障の観点だけでなく、環境的配慮からもである」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナには待つための時間がないとし、「なぜなら、専制君主が欧州の平和が拠り所にしていた全てのものに対して侵略を開始したのだから、すぐに行動しなければいけない」と強調した。

同氏は、「原則的に行動しなければいけない。石油禁輸が最初の一歩だ。それは、全ての民主的国家、全ての文明的世界のレベルでの禁輸だ。そうすれば、ロシアは、それを感じる。そうすれば、彼ら(ロシア)にとってそれが、平和を模索するための、愚かな暴力を止めるための理由となる」と発言した。