「米国の目的はプーチンの戦略的敗北」=米国務次官
ヌーランド米国務次官は、プーチン政権はウクライナで自ら始めた戦争にて「全面的敗北」を喫さなければならず、そこに米国によるウクライナの包括的サポートの主要な目的があると発言した。
ヌーランド国務次官がロシア語ニュースサイト「メドゥーザ」へのインタビュー時に発言した。
ヌーランド氏は、「私たちの目的は、この戦争がウラジーミル・プーチンにとっての戦略的な敗北で終わることを達成することだ。私たちは、この軍事的冒険が彼と彼の体制にとって極度に高くつくものにしたい」と強調した。
同氏はさらに、米国は、ウクライナが単に生き延びるだけでなく、民主的かつ独立した国家として繁栄し、自らの善隣関係を強化して欲しいと思っていると発言した。
その点で同氏はまた、戦争終結の鍵はプーチン氏の手の中にあるとし、「彼は、どの瞬間でもこの紛争の外交的解決を再開することができる」と発言した。他方で、実際にはプーチン氏は「多くのロシアの若者の毎日の死、ウクライナ人の大量の殺害、私たちがブチャやマリウポリで見てきたロシア軍の多くの残虐行為を選択している」と指摘した。
さらに同氏は、米国はウクライナの人々に戦う準備がある限り、彼らをロシアの侵略から守るための支援を行う準備があると強調した。
同時に同氏は、「プーチンは、この戦争ですでにあれほど多くの軍事機材を失った。何千もの兵士の命についてはもはや言うに及ばない。私たちにとって明白なことは、彼が際限なく(戦争を)続けることができないということだ」と発言した。
関連して、同氏は、ロシアの人々には自らに降りかかってきた破滅を永遠に耐える準備はないだろうとの考えを示し、「そのため、私たちは、プーチン、あるいはロシアの人々が、遅かれ早かれ、正気になることを期待しつつ、ウクライナの人々を助け続けるのだ」と強調した。
写真:シュミハリ首相(テレグラム)