ウクライナとトルコの首脳補佐官が会談 マリウポリの人道回廊設置など協議

写真

4月30日、トルコのカルン大統領報道官とウクライナのイェルマーク大統領府長官がキーウ(キエフ)で会談を行った。カルン氏は、エルドアン・トルコ大統領は多面的協議を継続しており、マリウポリの停戦や人道回廊設置などのための努力をしていると伝えた。

トルコのTRTハベル通信が報じた

カルン氏は、キーウでの会談後、「マリウポリの停戦、人道回廊設置、民間人・負傷軍人の避難が緊急に必要だ。私たちのその方向での努力は継続している。私たちの大統領の多面的協議は継続している」と発言した。

同氏はまた、戦争が長引けば長引くほど、対話調整の条件はより困難になっていくと指摘した。さらに「特にイスタンブル・プロセスの継続が、この戦争の終結において重要な鍵を担っている。私たちもまた、そのために集中的に作業を続けている」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナの領土一体性、主権、政治的統一は協議における妥協の対象とはなり得ない原則だと強調した。

また、カルン氏は4月30日、在キーウ・トルコ大使館で行われたイフタールの一環で、クリミア・タタール人指導者として知られるムスタファ・ジェミレフ氏、レファト・チュバロフ「メジュリス」代表、ウメロフ最高会議声党会派議員(編集注:ウクライナ・ロシア和平協議参加者)、ジャパロヴァ外務第一次官と会談した。