アゾフ連隊広報オレスト氏の短編映画『要塞マリウポリ アゾフスタリの最後の1日』公開
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21日、マリウポリ防衛戦に参加していたアゾフ連隊所属のドミトロー・コザツィキー氏(コードネーム「オレスト」)が作成した、4分間の短編映画『要塞マリウポリ アゾフスタリの最後との1日』が公開された。オレスト氏は、アゾフ連隊の広報を担当し、アゾフスタリで84日間を仲間とともに過ごした人物。同氏は、同ムービー撮影の翌日、ロシア軍に投降したことがわかっている。
ウクライナの映画監督・ムービーカメラマンによる非公式団体「バビロン13」がユーチューブ・チャンネルにオレスト氏の作品を公開した。
アンドリュシチェンコ・マリウポリ市長顧問は、テレグラム・チャンネルにて、同映画について、「オレストが、投降の前日に撮ったシーンから作られたこの映画は、製鉄コンビナートの内側を示している。それは、ロシアの空からの爆撃、地上からの恒常的な火砲砲撃、海からのミサイル攻撃により壊されている。ねじれた金属の棒、線路、壊された様々な製造用設備。産業施設に爆撃によりできた穴からは、空が見える」と説明した。
バビロン13は、オレスト氏は、マリウポリが包囲され始めた時から、アゾフ連隊の広報長として、アゾフスタリに居続けた人物だと説明している。この映画は、彼が投降の前日に撮影したものだという。
この他、オレスト氏は、20日にアゾフスタリの地下で自身が撮った軍人たちの写真を公開していた。