ロシア軍は東部で局地的成功を収めているが、さらなる西進では困難に直面する=英国防省

ウクライナ軍はロシア軍に対して強力な抵抗を行い、東部ドネツィク・ルハンシク両州の自らの地点を防衛している。同時に、ロシア軍は、複数の局地的成功を収めている。他方で、同軍がさらに西へ進む場合、兵站面での困難が生じる可能性がある。

24日、英国防省が軍情報機関の報告をツイッター・アカウントに掲載した

発表には、「ロシアはドンバス地方における作戦の集中度を高めており、シェヴェロドネツィク、リシチャンシク、ルビージュネを包囲しようとしている。現時点では、その作戦の北部と南部の軸は、ウクライナがコントロールする領土の約25キロメートルを分断している。ウクライナ軍は、よく固められた防衛地点にて占領軍に対して強力な抵抗を行っている。長年活動してきたウクライナ統一部隊が効果的な指揮を維持し、この前線をコントロールしているようである」と書かれている。

他方で、英国防省は、ロシアはいくつか局地的な成功を収めているとし、それは部分的に火砲部隊を集中させているおかげだろうと指摘している。

ロシアが(ルハンシク州臨時州都の)シェヴェロドネツィクを制圧したら、それはルハンシク州全体の占領となるとある。同時に、英国防省は、「もしドンバス前線がさらに西へ進めば、それはロシアのコミュニケーション・ラインを拡大となり、おそらく、ロシア軍はさらなる兵站面の問題に直面するだろう」と指摘している。

なお、ウクライナでは、2月24日から3か月にわたりロシアによる全面的侵略を受けている。

写真:ウクライナ軍参謀本部