ズミーニー島にウクライナ国旗掲揚

6月30日にロシア軍が撤退を発表した、黒海のウクライナ領ズミーニー島に7月4日、ウクライナ国旗が掲揚された。

ウクライナの南部司令部「ピウデン(南)」フメニューク統一調整広報室長がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時に発表した。

フメニューク氏は、「ズミーニー島にウクライナ国旗が掲げられた。軍事作戦は終了した。これにて、同地は再びウクライナの法空間に回帰したことになる」と伝えた。

その他、同氏は、ウクライナ南部にて、ロシア軍は地上で成果をあげられていないため、空爆やミサイル攻撃を行っていると指摘した。また同氏は、「私たちの部隊は、特別な方法で進んでいる。緩慢だが、確実な方法だ。私たちが、軍事作戦の際に『静寂を維持しつつ』と述べている通りだ。私たちは、解放したら、まず防御を固め、それから発表している。陸では、敵は進軍の成果を得ていない。そのため、現在航空機とミサイルによる攻撃戦術をとっている。今日の夜明けもまた、ノヴォオロンツォウカへのミサイル攻撃があった。またヘルソン州北部の複数共同体も攻撃された」と伝えた。同氏は、それらの攻撃で犠牲者は出ていないと指摘した。

これに先立ち、6月30日、ロシア国防省は、ロシアが「善意のしるしとして」ズミーニー島を去ったと発表。これに対して、ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官は、ロシア軍のズミーニー島撤退は、ウクライナ軍からの攻撃に耐え切れなくなったからだと説明していた