「一部の領土はおそらく外交的手段で取り戻す」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナは武器が手に入れば領土を解放していくが、同時に一部の領土はおそらく外交的手段で取り戻すだろう、外交的手段の方が犠牲は少ないが、時間がかかる、と発言した。
ゼレンシキー宇大統領が米CNNへのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、年内に戦闘が終結する可能性については、「もし私たちの国が今のように団結して、私たちのパートナーから強力な武器が私たちのところにタイミングよく届き、もし幸運と神が私たちの側につけば、私たちは今年の年末までに多くのことを実現できるだろう。私は、この戦争の戦闘部分を終わらせることができると確信している。そのため、私が述べたように、もし私たちが強くなれば、私たちは、ロシアが協議のテーブルにつかざるを得なくなる時へと辿り着くことができるのだ」と発言した。
同時に同氏は、領土の一部は外交的手段で取り戻すことができることへの期待も表明した。同氏は、「私たちは、自分たちの領土を一欠片一欠片を巡って戦っていく。私たちは、もしかしたら一度に全ては取り戻さないかもしれない。いくつかのものは戦場で戻ってくるとして、そのためには私たちは技術的に保障されねばならない。私たちが技術的に保障されれば(編集注:武器・機材を得られたらの意)、私たちは領土を占領から解放する。しかし、私たちのいくつかの領土は、おそらく外交的手段で取り戻すだろう。そう信じたい。外交的手段は、犠牲が少なく、しかしより多くの時間がかかる。そうなるかもしれない」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナ人は、自らの領土を明け渡したり、それらの領土をロシア量と認める準備はないと強調した。「それは私たちの土地だ。私たちは常にそれを述べているし、それを証明するつもりだ」と強調した。
なお、ウクライナでは、2022年2月24日から、ロシアの全面的侵略戦争が続いている。
写真:大統領府