ハルキウ方面にてウクライナ軍3日で約50キロ前進=参謀本部
ウクライナ軍は、ハルキウ州での反攻を成功裡に進め、過去3日間でおよそ50キロメートル前進した。
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントで発表した。
発表には、「敵はドネツィク州領域の完全な支配の確立、ヘルソン州の一時的制圧地域、ハルキウ州、ザポリッジャ州、ミコライウ州の一部の維持に向けて努力を集中している。無人機による空からの偵察が常に行われており、自国軍の兵站改善のための方策が取られ続けている」とある。
過去24時間で45回の空爆と5弾のミサイル攻撃(コスチャンティニウカ、ツィルクニ、ラドゥシュネ、ハルキウ)があり、民間人犠牲者も出ていると伝えられた。
ウクライナ側の進軍に関連し、ヘルソン州の複数地区にてロシア軍が民間住民に対するテロ戦術を取っているとあり、例としてヴェリカ・オレクサンドリウカでは自治体の出入りが禁止され、占領者が住民が「人間の盾」として利用されていると報告された。
ウクライナ防衛占領はハルキウ方面で反攻を成功裡に実施しているとし、地元住民の支援を受けたウクライナ軍の行動により、3日間で約50キロ前進できたという。複数の敵部隊が著しい損耗を出しているとし、負傷した人員と損傷した機材を退避させようとしていると報告された。占領軍の人員は、民間人の衣服で敵前逃亡を試み、ロシア領へ帰還しようとしているとし、過去24時間でそのようなケースが15件以上確認されたという。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、ウクライナ軍が東部ハルキウ州バラクリヤ市をロシア侵略軍から解放したことを報告する動画を公開していた。