「その場で爆発してしまう可能性もある」=レズニコウ宇国防相、ロシアの核兵器使用能力に言及
ウクライナのレズニコウ国防相は、ロシアによる核兵器使用のリスクは常にあるが、同時に同国の核兵器使用能力には疑問があると発言した。
レズニコウ国防相がインターファクス・ウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「リスクは常にある。核能力を持つ隣国を抱える限り、隣人が狂い出す可能性は常にある。それ(使用)が何パーセントか? 私は言わないことにする。彼らに運搬手段は残っているか? ええ、残っている。それは『イスカンデル』や『カリブル』や航空機で運搬が可能だ。それはどの程度の質、状態だろうか。それには私は疑問がある」と発言した。
また同氏は、ウクライナはかつてロシアに核兵器を明け渡したが、それがロシアにてどのような状態で置かれているのかは明らかでないと発言した。同氏は、「私たちはそれを全てロシアに明け渡した。そのため次のような質問がある。現在そのジャンクはロシアでどのような状態になっているのか? 私たちのミサイル『サタナ』はロシアの装備にまだ入っている。私たちはそれらを40年以上前に作った。そして、次のような質問がある。誰がそれを、どのような文書でもって整備しており、技術者の年齢はいくつになっているのだろうか…。そのため、ボタンを押すことはできても、それはその場で爆発してしまう可能性もあるのだ」と発言した。
同氏はさらに、ウクライナ人を脅すことはもはや何によっても不可能であり。西側パートナーもまたロシア人を恐れることをやめるべきだと強調した。同氏は、「ウクライナ人を恐れさせることができるか? 私の考えでは、もうできない。なぜなら、ロシア人がミサイル砲撃、『グラート』、『スメルチ』でもたらす悪夢や、彼らが続ける町々に対するテロが許されることはもうないからだ。私は、西側のパートナーたちに対していつもこう言っている。ロシア人を恐るのをやめよ、と。ウクライナ人は、ロシア人をもう長い間恐れていない。信じて欲しいが、彼らを倒すことはできるのだ。私たちはもう彼らを倒している。あなた方がこの勝利におけるパートナーになりたいのであれば、もっと勇敢になると良い」と発言した。
写真:レズニコウ国防相(フェイスブック)