プーチン露大統領、対ウクライナ戦争を「長く続くプロセス」と形容
ロシア連邦のプーチン大統領は7日、30万人だと主張する動員兵の内の半数は戦闘圏に駐留していると発言、またロシアが始めた対ウクライナ戦争(ロシアは「特別軍事作戦」と呼称)は「長く続くプロセス」となり得ると形容した。
プーチン氏が大統領直轄人権評議会メンバーとの面会時に発言した。露インターファクス通信が報じた。
プーチン氏は、30万人だと主張する動員兵の内、15万人はいわゆる「特別軍事作戦」実施圏に駐留しており、その内7万7000人が直接戦闘する部隊に属し、残りは領土防衛部隊の機能を遂行していると発言した。
また同氏は、「動員された国民の半分(編集注:残りの15万人)は、(編集注:前線にいる)集団の中にはおらず、彼らは今も追加的準備の行われている訓練場や国防省訓練センターにいる。それらがいわゆる戦闘予備だ」と発言した。
その上で同氏は、そのため「何らかの追加的動員方策の話は意味がない」とし、そのようなものの必要はないと主張した。
その他同氏は、「特別軍事作戦の結果の長く続くプロセスに関しては、もちろん、それは長く続くプロセスになり得るものだ。しかし、あなた方は、新しい『領土』が現れたことを想起した(編集注:新たに占領したウクライナ領のこと)。それはロシアにとって大きな結果だ。それは真剣なものだ」と発言した。