ウクライナ防空、ロシア軍発射の弾道ミサイル5弾と無人機40機を撃墜
ウクライナ防衛戦力は、19日夜から20日朝にかけてロシア軍がウクライナに向けて発射した弾道ミサイル5弾と無人機40機を撃墜したと発表した。
ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、まず19日19時から20日未明に、ロシア軍は弾道ミサイル「イスカンデルM」を1弾(露ロストフ州から発射)、自爆型などの無人機を計65機発射(露ブリャンスク、ミレロヴォ、オリョール、プリモルスコ=アフタルスクから発射)したと書かれている。
これに対して、ウクライナ側は9時30分時点で無人機40機を撃墜したという。迎撃戦は、クルスク州(ロシア領)、ポルタヴァ州、スーミ州、キーウ州、チェルニヒウ州、チェルカーシ州、ドニプロペトロウシク州、ザポリッジャ州で行われたとある。
また他20機の模倣無人機は飛翔中に消失したという。
この攻撃で、ドニプロペトロウシク州、スーミ州、キーウ州、ハルキウ州で民家、集合住宅、治療施設、倉庫、農業施設に被害が出たと書かれている。
さらに空軍は、20日7時頃、ロシア軍はキーウへ向けて5弾の弾道ミサイル「イスカンデルM」あるいは北朝鮮性弾道ミサイル「KN23」を計5弾発射したと報告した。発射は、ロシア領のヴォロネジ州とブリャンスク州。
この攻撃の際には、ウクライナの防空が5弾全てを撃墜したという。
同時に空軍は、この攻撃の際、撃墜されたミサイルの破片の落下でキーウ市内5地区で被害が出ており、残念ながら死傷者も出ていると報告した。