ゼレンシキー宇大統領、ヘルソン州での警察官４名死亡、ドネツィク州での民間人１０名死亡を報告
ウクライナのゼレンシキー大統領は７日、同国南部ヘルソン州にて警察官４名が勤務中にロシア軍が設置した地雷で死亡し、さらに４名が病院に搬送され、また東部ドネツィク州のクラホヴェではロシア軍の砲撃で民間人が１０名死亡したと報告した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ヘルソン州。警察官４名が安定化方策の際に死亡した。ロシアの地雷だ。死亡した者の中には、チェルカーシ州警察長ミハイロ・クラッチェンコ氏もいた。彼は、南部の同僚を支援していた。それから、爆発物技術士のイーホル・メリニク、警察犬調教師のセルヒー・ネナダ、ウーマニ地区警察局副長補佐のヴァディム・ペリジョクだ。さらに４名の警察官の命を現在医師が救っている」と伝えた。また、同氏は、現在警察官たちは、その他の防衛勢力とともに、前線にてウクライナ人を守っているのであり、他の者たち同様に損耗を出していると指摘した。
さらに同氏は、７日、ロシア軍がドネツィク州クラホヴェの住民に対して残酷な攻撃を行ったと報告した。
同氏は、「民間人にだ。普通の人に対してだ。市場、掘削機、ガソリンスタンド、バスターミナル、住宅に対してだ。死者数は、現時点で１０人に上る。多くの負傷者が出ている」と強調した。
また同氏は、死者の遺族、ロシアのテロの犠牲者皆に対して哀悼を表明した。
なお同日、クリメンコ・ウクライナ国家警察長官もまた、フェイスブック・アカウントにて、ヘルソン州で４名の警察官がロシアの設置した地雷で死亡したことを報告していた。
またロシア軍は７日、ウクライナ東部ドネツィク州クラホヴェを砲撃。１８時時点での死者数は８人だった。