ロシア軍の無人機攻撃でキーウ州の建物や送電線が破損
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、22日から23日にかけての夜間、ウクライナ各地への自爆型無人機による攻撃を行った。中部キーウ州では、撃墜された無人機の破片の落下により、4軒の民家と送電線が破損した。
クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで伝えた。
クラウチェンコ長官は、「敵は無人機を使ったキーウ州への攻撃を止めていない。州では防空戦力が活動。敵目標は撃墜された」と伝えた。
死傷者は出ておらず、重要・生活インフラ施設への着弾もなかったとのこと。
同氏は、撃墜された無人機の破片の落下により、州内1地区で電線が破損したが、送電はすでに復旧済みだと伝えた。
別の地区では、4軒の民家、ガレージ、3台の自動車が破損。建物では、窓が割れ、扉、壁面、屋根が破損したという。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、22日10時から23日9時までの間にロシア軍は露領ブリャンスクとオリョールの方面から、72機の自爆型などの無人機で攻撃を仕掛けてきたところ、ウクライナ防衛戦力はその内47機を撃墜、他25機は飛翔中に消失したと報告した。
迎撃戦は、ポルタヴァ州、スーミ州、ハルキウ州、キーウ州、チェルニヒウ州、チェルカーシ州、ジトーミル州、フメリニツィキー州、オデーサ州で行われたという。
フメリニツィキー州とキーウ州では、攻撃の際に民家や建物が破損したと報告されている。暫定情報で、今回の攻撃で犠牲者は出ていないとのこと。
写真:ゲッティ