オデーサ州への露軍攻撃後の復旧状況を自治体関係者が報告

オデーサ州軍行政府のブラッチューク報道官は11日、前日のロシア軍によるオデーサ州の電力インフラ攻撃後、現在206の緊急部隊が電力・通信の復旧のための活動を行っていると伝えた。

ブラッチューク報道官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ブラッチューク氏は、「オデーサ州の最新状況は引き続き困難である。電力事業者もオデーサ州軍行政府作戦本部も24時間体制で働いている。多くの努力が投入されている。206の緊急部隊があらゆる地点で活動している。徐々に短期間で電力が消費者のところに戻りつつある。また、通信とインターネットも現れつつある」と発言した。

同氏はまた、前日の攻撃で最も被害を受けたのはオデーサ市とオデーサ地区の各領域共同体であるとしつつ、州全体では深刻なダメージは回避ができたとも発言した。

さらに同氏は、前日の砲撃後もオデーサ市含むオデーサ州では上下水道の活動は止まっておらず、電力インフラも維持されているとし、自治体の電力を用いた公共交通機関は現在運行に戻りつつあると伝えた。

加えて同氏は、「病院や産科病院も完全に機能しているし、重要インフラ施設も稼働している。電力交通機関は今、ネットワークへの多大な負荷により機能していない。私たちは、マルシュルートカやバスのおかげで状況から抜け出しつつある」と発言した。

これに先立ち、オデーサ州では、10日未明のロシア軍の無人機による電力インフラ攻撃の後、州内広範囲にわたる停電が発生していた