ロシアはあと3〜5回大規模ミサイル攻撃ができる=ウクライナ情報総局

ウクライナ国防省傘下情報総局のスキビツィキー氏は、ロシア軍はまだウクライナに対して3〜5回のミサイル攻撃を行うだけの残弾を保有していると指摘した。

スキビツィキー氏が米ニューヨークタイムズ紙へのインタビュー時に発言した

スキビツィキー氏は、「私たちの概算では、彼ら(ロシア軍)にはまだ3〜5回の攻撃の波を行うだけのミサイルがある。それは、もし1回の波がミサイル80〜90弾の場合だ」と発言した。

同氏はまた、同時に多くの人がロシアの最新の高性能ミサイルが尽きつつあると考えているが、ロシアの工場では全面侵攻開始以降、巡航ミサイルKh-101を240弾、巡航ミサイル「カリブル」を約120弾製造することができたと指摘した。

その他同氏は、ロシアがウクライナへとミサイルを発射する主な4つの方角は、南の黒海、南東のカスピ海、東のロシア領、北のベラルーシ領だと説明した。

そして同氏は、約100弾のミサイルが数分間で発射される大規模攻撃の際には、ミサイルはそれら全ての方角から同時に飛来すると指摘した。

また同氏は、10月以降、ロシアの空爆のスキームは変わってきているとも述べ、現在ロシアはウクライナの防空システムを回避するべく迂回ルートを選んでいると発言した。