ロシア軍はミサイル攻撃の前にウクライナ側防空システムを見つけるために自爆型無人機を使っていた=ウクライナ空軍
ウクライナ空軍司令部のイフナト報道官は17日、ロシア軍は16日の大規模ミサイル攻撃を行う前に、ウクライナ側の防空システムの配置地点を把握するためにイラン製の自爆型無人機で攻撃をしていたと発言した。
イフナト報道官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
イフナト氏は、「それは、特に、『シャヘド』(編集注:自爆型無人機)がどこで撃墜されたか、私たちの防空部隊がどこでそれらを撃墜したかを知るために行われているものだ。なぜなら、シャヘドは夜に撃墜しており、なにより地対空ミサイルシステムが行っているからだ。彼らがその配置地点を把握していること、その後自分たちの次のミサイル攻撃のための修正を加えているのは、当然である」と説明した。
同氏はまた、ロシア軍は通常、12月16日に行ったように、現在ある武器を1日に同時に使用していると指摘した。
これに先立ち、16日、ロシアは、ウクライナ各地に新たな大規模ミサイル攻撃を行った。これにより、電力インフラ施設が損傷し、ウクライナ全土で緊急停電が生じている。