ロシアの全面的侵攻開始後に確認された民間人死者数は6884人=国連
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は27日、ロシアによるウクライナへの全面的侵攻から2022年12月26日までに確認したウクライナにおける民間人の犠牲者数を1万7831人と発表した。内、死者は6884人、負傷者は1万947人となる。
OHCHRのウェブサイトにて発表された。
OHCHRは発表に際して、激しい戦闘が続いている場所の情報の取得は困難であるため、実際の犠牲者の数字ははるかに多いと強調している(編集注:例えば、数万人の死傷者が出たとされる東部マリウポリの犠牲者数は、国連機関が被占領地への自由なアクセスを得られていないため、発表された数には含まれていないとみられる)。
また、死傷者の大半は、広範囲に爆発効果のある武器の使用によって生じたものであるとし、特に重火器、多連装ロケットシステム、ミサイル、爆弾だと説明されている。
なお、OHCHRはまた、ウクライナでの民間人犠牲者の記録は2014年に開始しており、国連ウクライナ人権監視団のデータを利用していると喚起した。