ロシア軍、30日未明にウクライナを16機の自爆型無人機で攻撃

ウクライナ国防省は、30日未明にロシア軍が16機の自爆型無人機「シャヘド−131/136」で攻撃を仕掛けてきたと発表した。

ウクライナ国防省がテレグラム・チャンネルで報告した

発表には、「12月29日から30日にかけての夜、敵はウクライナをイラン製自爆型無人機シャヘド−131/136で攻撃した。計16機のシャヘドが発射され、南東方面と北方面からウクライナが攻撃された」と書かれている。

また、攻撃の際、敵は防空システムを回避するために、ドニプロ川を利用しようとしていたという。

「16機の自爆型無人機は全て空軍司令部『スヒード(東)』と『ツェントル(中央)』の戦力と機材、並びにウクライナ防衛戦力のその他の軍種の防空部隊によって撃墜された」と報告された。

クリチコ・キーウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、30日未明、ロシア軍はキーウへ7機の無人機を飛ばしたと報告した

クリチコ氏は、「私たちの防空戦力の情報によれば、7機の自爆型無人機がキーウへ向かっていたということだ。2機は首都到着前に撃墜し、5機はキーウ上空で撃墜したという」と伝えた。

同時に同氏は、撃墜された無人機の破片によって市内ホロシーウシキー地区で、住宅の窓と非居住用建物の窓が損傷したとし、他方犠牲者は出ていないと報告した。

南部ドニプロペトロウシク州のレズニチェンコ州軍行政府長官は。テレグラム・チャンネルにて、同日未明、ロシア軍が同州に対してイラン製自爆型無人機で攻撃を仕掛けたと伝えた

レズニチェンコ氏は、「二夜連続で私たちの空の防衛者は、州上空にて敵のシャヘド全5機を減らした。これら徘徊型弾薬は、3地区で撃墜された」と書き込んだ。

また、レズニチェンコ氏は、敵は同州ニコポリ地区を火砲でも砲撃したとし、「マルハネツ共同体が砲撃を受けた。約30のロシアの砲弾が飛来。人々は無傷だ。砲撃被害は確認中だ」と伝えた