ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍はドネツィク州制圧の案を断念していないと指摘

ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、前線の状況には変化がなく、引き続き東部ドネツィク州が緊迫しており、ロシア軍は年明けの同州攻略を今も望んでいると発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「過去24時間、前線の状況には大きな変化はない。最も激しいのはバフムート、ソレダール、ドネツィク州の前線全域だ。敵は、ドネツィク州制圧という狂ったアイデアを断念していない。現在、彼らは年明けに向けて課題を設定している」と発言した。

同氏はまた、何か月にもわたって、ロシア侵略軍に対して、「自分たちの大地では私たちが目的を達成し続ける」と証明し続けているウクライナ軍人たちに謝意を伝えた。

同氏は、「ウクライナのドンバスを守ってくれている皆に感謝している。私たちのハルキウ州を守る者、私たちの南部を維持する者、私たちの国境を守る者皆にだ! ところで、前線で他の戦力とともに敵と戦っている国境警備隊員たちにも感謝している」と発言した。