英国防省、ウクライナ東部クレミンナのロシアの防衛弱体化の可能性に言及
英国国防省は、ウクライナ東部クレミンナ周辺の戦況につき、ウクライナ軍が重要な幹線P66のコントロールを奪った場合、ロシアのクレミンナの防衛が弱体化するだろうと指摘した。
英国防省が軍情報機関の報告書をツイッター・アカウントに公開した。
報告には、過去5日間、ロシア軍とウクライナ軍はおそらく、ロシアが支配するルハンシク州クレミンナから北の幹線P66のコントロールをめぐって戦っていると書かれている。
また、P66は、ロシア領ベルゴロド州からドンバス地方のロシアの前線北方方面への重要補給ルートだと説明されており、「10月からウクライナの火砲によりそのルートの使用が妨害されているが、しかしウクライナがルートを防衛できたら、それは高い蓋然性でロシアのクレミンナ防衛をさらに弱体化させることになる」と書かれている。
これに先立ち、2022年12月28日、ウクライナ軍東部戦力のチェレヴァティー報道官は、ウクライナ防衛戦力はクレミンナ解放に向けて活動しているが、詳細は軍参謀本部の公式発表を待つべきだと発言していた。