ウクライナ軍インテリジェンストップ、3月にこれまでで最も激しい戦闘が始まると発言
ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は4日、ウクライナは春に大型攻勢を計画していると発言した。
ブダーノウ局長がABC局へのインタビュー時に発言した。
記者が、ウクライナは同国国境から1200キロメートル以上離れたロシア領のエンゲリス飛行場を攻撃したのかと尋ねられた際、ブダーノウ氏は、攻撃を行ったとは述べなかったものの、「それを見るのは嬉しかった」とは発言した。
記者がさらに、将来そのような攻撃は増えるのか、と質問すると、ブダーノウ氏は「そう思う」と回答し、さらにそのような攻撃は「どんどん深くなっていく」だろうと補足した。
ロシアが占領するクリミアへの攻撃については、ブダーノウ氏は、「クリミアはウクライナ領であり、私たちは自国領においてはどのような武器も使うことができる」と強調した。
その他同氏は、3月にこれまでで最も激しい戦闘が始まるとし、ウクライナは春に大型攻勢を計画していると発言した。
そして同氏は、「私たちの目的は、あらゆる国際法主体によりウクライナが承認された1991年時点の国境に戻ることであり、私たちはその目的を達成する」と発言した。
また同氏は、ロシアの武器は枯渇してきており、同国はイラン製自爆型無人機「シャヘド」使用のような「安い」決定を下さざるを得なくなっていると指摘した。
さらに、ロシアの将来に関する質問では、ブダーノウ氏は、いくつかのシナリオがあると述べた上で、同時にメッセージは明確だとし、「あなた方はロシアの変革を恐れる必要はない。それは世界中にとって有益となるだけだ」と発言した。