ウクライナでは追加動員の必要は今のところない=レズニコウ宇国防相
ウクライナのレズニコウ国防相は5日、ウクライナでは新たな動員を発令する必要は今のところないとしつつ、同時に前線の状況によっては状況が変わる可能性はあるとも発言した。
レズニコウ国防相がウクライナの「統一ニュース」出演時に発言した。ウクルインフォルムが伝えた。
レズニコウ氏は、「私たちは、厳選し、補填している。損失もまた、残念ながら、ある。私たちは、私たちの戦闘旅団を刷新しており、様々な課題に必要な何らかの特別な専門家を得ているが、しかし、そのような大規模な動員の必要は、今日の時点で、私は目にしていない」と発言した。
同氏はまた、2月24日のウクライナへの全面侵攻から、発令された動員は今も終了はしていないとし、また動員は関連の法律により一定数が定められていると伝えた。そして同氏は、その法律で定められている数の人員を100%選び切ったわけではないとも指摘した。
加えて同氏は、動員は「落ち着いた体制」で続いているとし、ザルジュニー宇軍総司令官が述べるように、ロシアにあるような大きな需要な人員に関してはないが、武器、機材、装備などに関する需要はあると発言した。
同時に同氏は、「しかし、もちろん、前線の状況は、あらゆる手段で、あらゆる瞬間に変わり得るものであり、そのため、情勢がどのように展開するかに応じて、国家安全保障国防会議(NSDC)、大統領、最高会議が決定を下していき、その時は、私たちが安全保障・国防分野の必要を増やす、私たちには動員を拡大する必要があるということが公になるだろう」と指摘した。
これに先立ち、ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は、ロシア連邦は1月に動員、戒厳令、男性に対する国境封鎖を計画していると発言していた。