ロシア軍、過去24時間でウクライナ7州を攻撃=各地被害
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、過去24時間でウクライナの7州で攻撃を継続した。これにより、民間人に死傷者が出ている。
各地軍行政府の7日9時時点の情報にもとづく報告書に書かれている。
スーミ州(北部):過去24時間、シャリヒネ共同体に砲弾2弾飛来。被害なし。
ザポリッジャ州(南部):過去24時間、敵はフリャイポレ、プラウニ、カムヤンシケ、ステポヴェ、パウリウカ、ドロジュニャンカ、シチェルバキ、ポルタウカ、ノヴォアンドリーウカ、オリヒウシケ、マリニウカ、ルヒウシケ、ツヴィトコヴェ、ザリズニチュネ、マリ・シチェルバキ、ステプノヒルシクの民間インフラを攻撃。住民の住宅やインフラ施設の破壊につき13件の通報があった。
オリヒウとステプノヒルシクの被害 写真:スタルフ・ザポリッジャ州軍行政府長官(テレグラム)
ハルキウ州(東部):過去24時間、ロシア軍は、クプヤンシク、ヴォウチャンシク、ドヴォリチュナ、クラスネ、ストリレチャ、ザリチュネ、キスリウカ、コトリャリウカ、並びに、クプヤンシク地区、チュフイウ地区、ハルキウ地区のロシア国境に近いその他自治体を砲撃した。結果、住宅と経済施設が損傷。犠牲者なし。
ルハンシク州(東部):ロシアが発表したいわゆる「クリスマス停戦」の間に、ロシア人自身がステリマヒウカ、マキーウカ、ジブロヴァ、ビロホリウカに進軍。クプヤンシク方面とリマン方面では、敵はステリマヒウカ、マキーウカ、プロシチャンカ、ジブロヴァを砲撃。
ドネツィク州(東部):7日未明、アウジーウカ周辺の防衛ラインへの砲撃が激しかった。民間人負傷者についての情報は確認中。また、同日未明、トレツィク共同体とマルインカ共同体の陣地や近郊が重火器や小火器で攻撃された。状況は緊迫しているが、コントロール下にある。過去24時間、クラホヴェ、クラホヴェ共同体オスリウシケが砲撃された。クラホヴェでは、集合住宅2軒とクラホヴェ病院感染症病棟(患者21名が収容されている。従事者1名が負傷)に砲弾が直撃、近隣の集合住宅と民家6軒が部分的に損傷。オストリウシケでは、民家、ガレージ、乗用車が損傷。過去24時間、ロズドリウカ、パラスコヴィーウカ、ソレダール共同体が単発の砲撃を受けた。バフムートへの大規模砲撃が続く。5軒の民家が損傷し、5名の民間人が負傷(1名はボランティア)、2名が死亡(1名はバフムート市民、1名はクラスナ・ホラ住民)。6日日中、プレドテチネへ砲撃あり。民家が損傷、女性1名が負傷。
クラホヴェの砲撃被害 写真:ティモシェンコ大統領府副長官(テレグラム)
ミコライウ州(南部):6日、敵は、オチャキウ共同体を砲撃。犠牲者なし。
ヘルソン州(南部):敵は、ドニプロ川右岸沿いを砲撃。チョルノバイウカ、ベリスラウ、ゾロタ・バルカ、アントニウカ、ヘルソンの民間インフラが損傷した。6日、敵はヘルソンの消防署を攻撃。消防隊員1名が死亡、4名が負傷。負傷者は病院へ搬送された。ロシア人はまた、消防署隣の住宅も攻撃した。