キリル・モスクワ総主教、侵略先ウクライナの従軍聖職者トップを任命

ロシア正教会のキリル・モスクワ総主教は、ロシア政権のいわゆる「特別軍事作戦」の実施圏、すなわち、ウクライナ領への侵略戦争における従軍聖職者のトップを任命する命令に署名した。

モスクワ総主教庁広報室が公表した

発表には、ドミトリー・ヴァシレンコフ大主教が特別軍事作戦実施圏のロシア軍・治安機関との連携課の副課長代行と主要従軍聖職者に任命されたと書かれている。

なお、昨年、ロシア正教会は、主要従軍・海洋聖職者のポストを復活させていた。同ポストは1918年まで存在していたもの。

キリル・モスクワ総主教は、これまでロシアの対ウクライナ侵略戦争への支持を繰り返し表明している。総主教は、現在の戦争はロシアを破壊したがっている外部勢力により引き起こされたものだと主張している。