ロシア軍のウクライナ南・東部への砲撃数が減少
ウクライナのタウリヤ方面防衛戦力のドミトラシキウシキー報道官は、南部ザポリッジャ州と東部ドネツィク州におけるロシア軍のウクライナ軍配置地点への過去1週間砲撃件数が2月時点の3分の1になっていると報告した。
9日、ドミトラシキウシキー氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ドミトラシキウシキー氏は、「ロシア軍のテンポが2月と比べてある程度落ちている。それは、3分の1に減少した。今週だけでも、敵は私たちのザポリッジャ方面とドネツィク方面の陣地を1844回砲撃したが、これは2月と比べると3分の1なのだ。最も危険な方面は、アウジーウカ方面とマルインカ方面だ」と発言した。
同氏はまた、ロシア軍はウクライナ軍の陣地を積極的に襲撃し続けており、また榴弾砲、多連装ロケットシステムを使った砲撃、航空機を使った攻撃を行っていると伝えた。
そして同氏は、「アウジーウカ方面では、塹壕戦が続いている。敵は、アウジーウカを封鎖し、マルインカを制圧する、あるいはクラホヴェへ向かおうとしている。しかし、今日(9日)の時点で敵はどの方面でも成果を出していない。そのため、敵は民間人を砲撃しているのだ」と発言した。
さらに同氏は、ロシア側はウクライナ側が行うと言われている反転攻勢への恐怖により、陣地の整備をして、要塞化しており、地雷を非常に活発に設置し始めたと伝えた。