ロシア軍、ウクライナ3都市の集合住宅をミサイルで攻撃 ウーマニで死者10名

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ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は28日未明、ウクライナ各地にミサイル攻撃を行った。中部チェルカーシ州ウーマニ、南部ドニプロペトロウシク州ドニプロ、中部キーウ州ウクラインカの集合住宅にミサイルの着弾がし、民間人に死傷者が出ている。

ウーマニへのミサイル攻撃では、民間人10名の死亡、17名の負傷が確認されている。

写真:国家非常事態庁

動画:イェルマーク大統領府長官

同市では、ロシアのミサイル攻撃により、約10軒の集合住宅が損傷。その内1軒にて特に大きな破壊が生じた。

ゼレンシキー宇大統領は、テレグラム・チャンネルにて、瓦礫の下にまだ人が残っていると報告した。

ウクルインフォルムの記者によれば、ミサイル着弾現場にて、ヴォロシェニューク・ウーマニ副市長が、今回のミサイル攻撃にて、10歳の女児が死亡したと報告したという。また、ヴォロシェニューク氏によれば、病院には10名の市民が搬送され、女性1名が重体だという。

クリメンコ内務相は、集合住宅の着弾を受けた部分には、暫定情報で109名が住んでいたとし、瓦礫の除去には24時間かかるだろうと予想した。

南部ドニプロ市では、今回のミサイル攻撃により1名の児童を含む、2名の市民が死亡、3名が負傷した。リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。

中部ウクラインカ市では、今回のミサイル攻撃により2名の市民が負傷した。クリメンコ内務相がフェイスブック・アカウントで伝えた

その他、首都キーウ市にも51日ぶりに攻撃が確認された(前回は3月9日)。ポプコ・キーウ市軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ポプコ氏は、「暫定情報では、キーウの上空では11弾の巡航ミサイルが撃墜された」と伝えた。また、ミサイルの他に無人機(種類は確認中)も撃墜。暫定情報として、オボロン地区に破片が落下し、それにより電線が切断、道路の表面が損傷したという。民間人の犠牲者、住宅やインフラの破壊は確認されていないとのこと。

ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官は、テレグラム・チャンネルにて、ウクライナ防衛戦力は今回のミサイル攻撃にて、23弾の巡航ミサイルKh-101/Kh-555を23弾中21弾、無人機を2機撃墜したと伝えた

ザルジュニー氏は、ロシア軍は4時ごろ、ウクライナに対してカスピ海方面から戦略爆撃機Tu-95で攻撃を行ったと伝えた。