バフムートでは集中的戦闘が継続 ロシア側は制圧に向け全力=シルシキー宇陸軍司令官

ウクライナ陸軍のシルシキー司令官は1日、東部ドネツィク州バフムートでは集中的戦闘が続いており、ロシア側は同市制圧に向けて全力を尽くし、著しい損耗を出しているが、制圧は実現していないと報告した。

軍メディアセンターがテレグラム・チャンネルでシルシキー司令官の報告を伝えた

シルシキー氏は、「バフムート方面では集中的戦闘が続いている。敵は、複数方面での私たちの陣地の防衛を突破しようと、多くの襲撃を行った。しかし、『要塞』(編集注:バフムートのこと)の防衛者たちの強靭さと勇敢さにより、敵の行動は失敗した」と伝えた。

さらに、同氏は、「敵は、前進するために、全力を尽くし、なりふり構わずである。多大な損耗を出しているが、戦闘には恒常的にヴァグネルの新しい襲撃グループや、その他民間企業の戦闘員や、空挺兵が投入されている。しかし、敵は同市を制圧することができていない」と報告した。

同時に同氏は、「状況は非常に困難だ。同時に、市のいくつかの地点では、敵は私たちの部隊の反攻を受け、いくつかの陣地を立ち去った」と指摘した。

その他同氏は、リマン方面では、ウクライナ防衛戦力が過去数日間、敵の襲撃を撃退し、敵の陣地制圧の試みは失敗し、ウクライナ側は敵の兵士10名を捕虜にしたと伝えた。