ロシア軍、4日未明にウクライナを自爆型無人機で攻撃 24機中18機が撃墜
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ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、4日未明に再び攻撃型無人機「シャヘド」にて、ウクライナを北方と南方から攻撃した。ウクライナ空軍によれば、ロシアは最大24機の無人機「シャヘド136/131」で攻撃を行い、その内18機が撃墜されたという。
ウクライナ空軍司令部がテレグラム・チャンネルにて報告した。
発表には、4日未明、ロシア軍は北方(露ブリャンスク州)と南方(アゾフ海東岸)から最大24機の無人機で攻撃したとあり、「今回、空軍の戦力と装備は、ウクライナ防衛戦力のその他の軍種の防空と連携し、18機の攻撃型無人機を撃墜した」と書かれている。
また、南部の作戦司令部「ピウデン」は、フェイスブック・アカウントにて、南部オデーサ市の上空では自爆型無人機「シャヘド」が15機中12機撃墜されたと報告した。
なお、公共放送局は、オデーサ市では未明2時46分から2時53分にかけて少なくとも5回、さらにその後3時台に2回、爆発音が聞こえたと報じていた。
首都キーウでは、未明の空襲警報発令後、市内の複数地区で爆発が聞こえたが、キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウへの攻撃は全て撃墜されたと報告した。ポプコ長官は、今回の敵の攻撃の撃墜の結果、キーウ市内のシェウチェンキウシキー地区、ペチェルシキー地区、ポジール地区にて、約10軒の建物に破片が落下し、結果停まっていた自動車や道路の表面に損傷が生じたと伝えた。犠牲者は出ていないという。
南部ザポリッジャ市のクルチェウ市長代行は、テレグラム・チャンネルにて、同市はロシア軍の未明の攻撃により、複数の民間の建物が損傷したとし、「爆風で窓が割れ、屋根が破損した」と伝えた。また、犠牲者は出ていないと報告した。