ウクライナ南部ヘルソン州、前日のロシア軍の砲撃により民間人23名死亡、46名負傷
ウクライナ南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、3日のロシア軍による同州への98回の砲撃(砲弾539弾)により、同州住民が23名死亡、46名が負傷、内2名は児童であったと報告した。
4日、プロクジン長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
プロクジン氏は、「前日、敵は98回攻撃を行い、539弾の砲弾を重火器、グラート、戦車、無人機、航空機から放った」と書き込み、とりわけ州都ヘルソン市は16回攻撃されたと伝えた。
同氏はまた、「ロシアの侵略により23名が死亡、46名(内2名は児童)が負傷した」と書き込んだ。
さらに同氏は、ロシア軍はヘルソン州複数の自治体の住宅街を砲撃したとし、「特別な残虐性でもってヘルソン市が砲撃された。82弾の砲弾がプリヴォクザリナ広場、鉄道駅の敷地と建物、ガソリンスタンド、商業施設2軒、工場、自動車整備所、踏切敷地に着弾した」と報告した。
これに先立ち、3日、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア軍による南部ヘルソン州の大規模砲撃を報告し、「世界はこれを見て、知らねばならない。鉄道駅と踏切、家、建材店、食料品スーパー、ガソリンスタンド。これらの場所を何が結びつける物が知っているだろうか? ロシアが砲弾にてヘルソン市やヘルソン州の住民を殺すことで残した血の跡だ」と怒りを表明していた。
写真:国家警察