ウクライナ軍、夜間に露軍のミサイル29弾、自爆型無人機2機撃墜
ウクライナ軍のザルジュニー総司令官は、17日21時から18日5時30分までの期間に、ロシア軍が複数回にわたり、様々な方角からミサイルと無人機で攻撃を仕掛けてきたところ、ウクライナ空軍防空戦力がその他の防衛戦力と共同して、巡航ミサイル29弾、自爆型無人機2機を撃墜したと報告した。
ザルジュニー総司令官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
ザルジュニー氏は、「計30弾の海上、空中、陸上発射型の巡航ミサイル30弾が発射された。戦略航空機からは、2機のTu160、8機のTu95から22弾の巡航ミサイル『Kh101/Kh555』が発射され、黒海の艦船からは6弾の巡航ミサイル『カリブル』が発射された。また、2弾の巡航ミサイル『イスカンデルK』が地上作戦戦術ミサイルシステムから発射された」と報告した。
また、自爆型無人機「シャヘド136/131」2機、偵察用無人機2機も撃墜したという。
ウクライナのエネルギー省は、夜間のロシア軍の攻撃により、エネルギーインフラに着弾があったとし、20以上の自治体で停電が生じていると伝えた。
発表には、「未明、敵は再びミサイル・無人機攻撃を全国に向けて行った。電力インフラ施設への破壊・損傷がある。具体的には、攻撃によりフメリニツィキー州で電線が切断された。州内では、3つの自治体、1700人の消費者のところで停電が生じた」と書かれている。
さらに、最近の大規模攻撃により、ザポリッジャ州で2つの自治体、ミコライウ州で3つの自治体、ヘルソン州で15の自治体にて停電が生じており、合計で約1万2000人の消費者のところで停電が生じたが、すでに復旧済みだと伝えられた。
また、ドネツィク州でも、電線が複数切断され、5つの自治体、2万世帯以上で停電が発生したという。
さらに、スーミ州、ハルキウ州、チェルニヒウ州の一部消費者のところでも停電が続いていると書かれている。