ウクライナは時期尚早に武器を置くわけにはいかない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、現在行われている戦いは世界の未来を巡る戦いであり、ウクライナと同盟国は時期尚早に武器を置くわけにはいかないと発言した。
ゼレンシキー大統領がポーランド国際問題研究所(PISM)の会議「戦略アーク」への演説の際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「世界の未来を巡る戦いは449日続いている。(中略)私たちは負ける権利を持たない。私たちは、一瞬たりとも抵抗を弱める権利を持たず、悪を押し返さないわけにはいかず、同盟国の団結を失うわけにはいかず、時期尚早に武器を置くわけにはいかず、最終的勝利まで戦わないわけにはいかない」と発言した。
同氏はまた、5月18日はかつて1792年にポーランドへとロシアの大軍が侵攻して、ロシア・ポーランド戦争が始まった象徴的な日だと指摘した。そして同氏は、敵は当時と同じだと指摘した。
さらに同氏は、昨年5月18日、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を出したことを喚起し、今年7月のビルニュスでのNATO首脳会談時に、ウクライナのNATO加盟への道における重要な段階が見られることへの期待を表明した。