ロシア国民部隊、露ベルゴロド州で拘束した露正規軍人をウクライナに引き渡すと発表

ロシア国民により構成され、プーチン政権と対立する部隊「ロシア自由軍団」は4日、ロシア連邦領ベルゴロド州にて拘束したロシア正規軍の兵士を、ロシア政権側が引き取らなかったため、ウクライナに引き渡すと発表した。

ロシア自由軍団がテレグラム・チャンネルにて伝えた

「私たちは、被拘束者をウクライナ側の交換フォンド(編集注:ウクライナとロシアの間の被拘束者交換用の捕虜リストのこと)へと引き渡す」と発表された。

軍団は、露ベルゴロド州のグラトコフ州知事に対して被拘束者を同日17時に受け取るよう呼びかけていたが、知事は姿を現さなかったと伝えた。

その際軍団は、「グラトコフ知事を筆頭とする統一ロシア関係者の政権全体が怯えてしまい、心地良い執務室に座り込み、私たちのところに拘束されている自分たちの人々を放置したのだ。今回私たちは、操縦席に座っている政権がどれだけ腐っていて、臆病者なのか、彼らとの対話がどれだけ無意味なのかを最終的に理解した」と伝えた。

これに先立ち、4日、ロシア国民からなる「ロシア志願兵軍団」と「ロシア自由軍団」は、ベルゴロド州シェベキノ周辺へと進入したと発表していた。