ロシア占領政権、クリミアにて先住民自宅の家宅捜索 2名を拘束
20日、ウクライナ南部被一時的占領下クリミアの東部キロウシケ地区にて、ロシア占領政権の連邦保安庁(FSB)が先住民クリミア・タタール人の自宅へと家宅捜索に押し入り、その後2名の住民を拘束した。
市民記者団体「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
報告には、「今日クリミアのキロウシケ地区のヤスクラヴェ・ポーレ(クズル・テルチェク)村にて、連邦保安庁(FSB)職員がクリミア・タタール人家族の家宅捜索を行った。2名の兄弟、ジャフェル・アリュスタイェフとアリム・アリュスタイェフがシンフェローポリのフランコ大通り13にあるFSB庁舎へと連行された」と書かれている。
拘束されたアリュスタイェフ兄弟の家族の話によれば、両者の建物へとナンバープレートのない自動車が3台やってきて、覆面をした人物たちが柵を越え、家を囲んだ上で家宅捜索をしたという。家宅捜索根拠となる文書は提示されず、携帯電話が奪われたという。
「クリミアの連帯」は、ジャフェル・アリュスタイェフ氏は、コクテベリにてカフェで働いており、家族には子供がいるとし、アリム・アリュスタイェフ氏は床屋で働いていると伝えた。