ロシア軍、ヘルソン州を72回攻撃 死者2名、負傷者8名

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ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は20日、同国南部ヘルソン市を攻撃。これにより、市内の泥の除去を行っているウクライナの国家非常事態庁職員に死傷者が出た。

ウクライナ大統領府のイェルマーク長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

イェルマーク氏は、「ロシア軍が泥の除去を行っていたヘルソン市の救助隊員を砲撃した」とし、国家非常事態庁職員1名が死亡、8名が負傷したと書き込んだ。

また、クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、「私たちの英雄は、ロシアテロリストが激しい砲撃を行ってきた時、武器を持たずに然るべき仕事を行っていた。負傷者には応急処置が施されている。亡くなった方の遺族に心からの哀悼を捧げる」と伝えた

同氏は、最大級の人為的災害の被害除去を行っている救助隊員を殺害するのは、卑劣であり、恐れの現れだと指摘した。そして、「敵には恐れるべきものがある。なぜなら、私たちが殺された人、拷問された人、手足を切断された人皆の復讐を行うからだ。その時は来る」と強調した。

動画:クルク国家非常事態庁長官

ゼレンシキー宇大統領も、同日夜の動画メッセージにてヘルソン市への同攻撃につき報告した。その際ゼレンシキー氏は、「今日ヘルソンにて、占領者の砲撃で救助隊員が死傷した。彼らがロシアのカホウカ水力発電所でのテロの被害を除去していたところを、ロシアの火砲の砲撃があった。国家非常事態庁職員8名が負傷、1名が残念ながら死亡した…」と述べ、遺族への哀悼を伝えた。

また同氏は、そのような攻撃1つ1つが、ロシア軍がウクライナの大地に残るチャンスはないことの証拠となっていると指摘した。その際同氏は、「殺人者、テロリストにはここに居場所はない。今私たちの戦士が南部、東部で非常に積極的に敵を殲滅し、物理的にウクライナを洗浄している。それが今後も続く」と強調した。

21日、プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、過去24時間、ロシア軍は同州を72回砲撃し、結果死者が2名、負傷者が8名出ていると報告した