ゼレンシキー宇大統領、リヴィウへのミサイル攻撃にコメント 死者は4人に

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、6日未明のロシア軍によるリヴィウへのミサイル攻撃の被害動画を公開し、返答は必ず行われる、とコメントした。

ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに着弾被害を写した動画を掲載した

ゼレンシキー氏は、「リヴィウだ。露テロリストによる夜の攻撃の結果だ。不幸なことに、死傷者が出ている。私は遺族に哀悼を捧げる!」と書き込んだ。

さらに同氏は、「必ず敵に返答が行われる。強い返答だ」と補足した。

ウクライナ内務省は、テレグラム・チャンネルにて、同日8時20分でリヴィウへのミサイル攻撃の犠牲者数は、死者4名、負傷者32名(内児童1名)に上っていると報告した

動画:ウクルインフォルム

その他、国家非常事態庁のクルク長官は、テレグラム・チャンネルにて、リヴィウへのミサイル攻撃の結果、4階建て集合住宅の3階と4階が破壊され、朝の時点で7名を救出し、64名を避難させたと報告した。

現場では、同庁の心理カウンセラーやキーウからの緊急機動専門家グループが活動しているという。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明、ロシア軍が発射した巡航ミサイル「カリブル」10弾中7弾を撃墜したと報告した

空軍は、6日未明にロシア軍はリヴィウ州を攻撃したとし、「夜間1時頃、黒海海上から攻撃が行われた。海上艦船や潜水艦から、巡航ミサイル『カリブル』が発射された。まず地形とドニプロ川を利用して北方へと向かうミサイル群が複数確認され、その後急に西側へと方向を変えた」と伝えた。

これに対して、空軍は、カリブル10弾中7弾のみ撃墜できたと報告した。

発表には、「残念ながら、リヴィウ市の民間施設にミサイルの着弾がある。遺族と負傷者に哀悼を表明する。ロシア軍犯罪者は必ず罰せられる!」と書かれている。

これに先立ち、ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、6日未明同国西部リヴィウをミサイルで攻撃した。サドヴィー・リヴィウ市長は、アパート80戸が損傷、他多くの建物で窓損傷、約50台の自動車が損傷したと伝えていた。