クレーバ宇外相、露との停戦協議につき「ウクライナは14年から200回の協議を実施したが、全面侵攻を止められなかった」

ウクライナのクレーバ外相は9日、ウクライナは2014年以降、ロシアとの間で約200回の協議を行ってきたけれど、それがプーチン露大統領を止めることはなかったことを喚起した。

クレーバ外相がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ

クレーバ氏は、「記憶力の短い人のために。2014年から2022年までの間、ウクライナはロシアとの間で約200回の協議を行った。その間、停戦合意は20回達成された。そして、それら全てがロシアにより速やかに違反されたのだ」と書き込んだ。

同氏はまた、その200回の協議も20回の停戦合意も、2022年2月24日のプーチン露大統領の残虐な対ウクライナ全面侵攻を妨げはしなかったと指摘した。

そして同氏は、「ウクライナが今ロシアと協議をすべきだと主張する人は、情報を有していない者か、騙されている者か、ロシア側に立ち、さらなる侵略の前にプーチンが一時休止を得られるようにしたがっている者かである。私たちは、その罠にはまってはいけないし、はまらない」と強調した。