露軍ミサイル攻撃で東部ハルキウで死者1名、負傷者40名強 キーウで20名負傷
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍による2日朝のミサイル攻撃により、東部ハルキウでは現時点で市民1名の死亡、41名の負傷が判明している。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シニェフボウ氏は、「占領軍のハルキウへの朝の攻撃により41名が負傷。女性が1名死亡した。情報確認中だ」と伝えた。
また、首都キーウのクリチコ市長は、テレグラム・チャンネルにて、キーウへの同日朝のミサイル攻撃では20名の負傷が判明していると伝えた。
クリチコ市長は、「(市内の)ソロムヤンシキー地区の建物で救助隊が17名を救助した。117名の住民が建物から外に出た。負傷者は現時点で20名。内19名を医療従事者が病院へ搬送した」と書き込んだ。
また同氏は、建物では火災が発生しており、激しく煙が上っているとし、全ての当局が現場で活動していると伝えた。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、現在の市内の被害状況を以下のとおり報告した。
・ソロムヤンシキー地区:2軒の集合受託で火災確認。10名負傷
・デスニャンシキー地区:スーパーマーケットで火災(暫定情報)
・ダルニツィキー地区:非住居建設物が損傷
・ホロシーウシキー地区:(ミサイルの)破片が開けた場所の落下
・ペチェルシキー地区:9階建て集合住宅の屋上とさらに1軒の集合住宅と民家に被害
・オボロンシキー地区:集合住宅にて火災。非住居建設物と倉庫の敷地に破片落下
・スヴャトシンシキー地区:(確認中)
・ポジリシキー地区:市場の敷地で火災、送ガス管損傷、非住居建設物に破片落下。また、集合住宅でも火災発生の可能性あり(確認中)
・シェウチェンキウシキー地区:開けた場所に破片落下。
これに先立ち、ウクライナ空軍は、2日朝ロシア軍がキーウへと空中発射型弾道ミサイル「キンジャル」を発射したことを伝えていた。