「パトリオット等がなければ、何百という人の命が失われていた」=ゼレンシキー宇大統領、諸外国の防空支援に感謝

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、2日朝のロシア軍によるキーウ市、キーウ州、ハルキウ市へのミサイル攻撃の際に92人が負傷し、4名が死亡したと報告した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントに被害動画を公開した上でコメントした

ゼレンシキー大統領は、「現在、ロシアのさらなる攻撃の被害の除去が続いている。全ての必要な当局が活動している。国家非常事態庁の救助隊隊員500人以上、公共企業、電力事業者、警察官だ。キーウ市と州とハルキウだ。現時点で、92人の負傷者が判明している。皆に支援が提供されている。残念ながら、4名が死亡した。遺族と近親者に哀悼を表明する」と書き込んだ。

さらに同氏は、ウクライナの防空戦力の活動を讃え、「12月31日以降、ロシアの人間でない者どもがすでに約170機以上の『シャヘド』と様々な種類のミサイル何十弾を使用した。圧倒的多数が民間施設を狙ったものだ。私は私たちの空の盾の強化を支援する全てのパートナー国に感謝している。それは間違いなく、毎日毎晩、何百の命を救うのに役立っている。もし『パトリオット』やその他の防空システムがなければ、ロシアのテロによってその命は奪われていただろう」と強調した。

その上で同氏は、今年もウクライナの防空をさらに強化し、ロシアの責任を追及すべく、命を大切にする世界の人々と作業を続ける伝えた。その際同氏は、「テロ国家は、その行動の被害を感じなければならない」と書き込んだ。

これに先立ち、2日、ロシア軍は未明に無人機でウクライナを攻撃し、その後朝にキーウとハルキウをミサイルで攻撃。キーウでも複数地区で被害が出ている

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、空襲発射型弾道ミサイル「キンジャル」がキーウ方面へ複数飛来したことを報告している