ハルキウ市からの住民避難の話はない=市長
ウクライナ東部主要都市ハルキウのテレホウ市長は15日、ハルキウ市民の避難の計画はないとし、むしろ戦闘の激しい地域からハルキウへと人々が避難してきていると発言した。
ハルキウ市議会がテレグラム・チャンネルでテレホウ市長の発言を伝えた。
テレホウ市長は、テレビ番組「統一ニュース」にて、「ハルキウからの避難の話はない。私たちは反対に、避難民を受け入れている。ハルキウへは、現在激しい戦闘が続いている地区から人々がやってきている。私たちはすでに6000人以上を受け入れた。彼らを寮へ入れて、彼らがある程度守られていると感じられるように、必要なものを全て提供している。現在、物資のニーズはない。全て足りている」と発言した。
また同氏は、前日敵はハルキウの人口の密集する地区を7回攻撃したとし、それは住民を恐れさせることで、彼らを町から出ていかせるためだと指摘した。その上で同氏は、ハルキウ市民がパニックに陥らずにウクライナ軍を助け続けてくれているとして、市民に謝意を伝えた。
そして同氏は、「私たちの主要な目的は、ハルキウとウクライナを守ること、私たちの大地にやってきた侵略者に尊厳ある抵抗を加えることだ」と強調した。