ロシア軍、エジプト向け穀物を載せた貨物船をミサイルで攻撃 犠牲者なし

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、12日にロシア軍が黒海海上でウクライナからエジプトへの穀物を輸送していた民間商船をミサイルで攻撃したと報告した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「エジプト向け小麦輸送船に対するロシアのミサイルだ。本日未明、ロシアは黒海の普通の民間船に対して、同船がウクライナの領海を出てすぐに、攻撃を実施した。暫定情報では、幸いなことに、人的被害は出ていない」と伝えた。

同氏はまた、ウクライナはグローバルな食料安全保障の重要な保証国の1つであると指摘し、「世界の数十の国々の国内安定性と普通の生活は、私たちの食糧輸出回廊の普通で妨害されない作戦に依存している」と書き込んだ。

さらに同氏は、「ウクライナによるアフリカと中東の国々への食糧供給は決定的に重要だ。私たちは、今後も私たちの港、黒海、食糧のグローバル市場への輸出を守るためにあらゆる努力を行い続けていく。命を守ることがウクライナにとっての真の優先課題であり、それは全ての国にとっても優先課題でなければならない」と強調した。

その上で同氏は、本件に関して世界の対応を待っているとし、「小麦と食料の安全保障はミサイルの標的には決してなってはならない」と訴えた。