ロシア軍、ウクライナ南部ミコライウ州のエネルギー施設を攻撃

ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、16日から17日にかけての夜間、ウクライナ各地を自爆型無人機で攻撃した。南部ミコライウ州では、エネルギーインフラが攻撃された。

ミコライウ州軍行政府がフェイスブック・アカウントで伝えた

報告には、「敵は、エネルギーインフラを攻撃し、それによって契約者への停電が発生。エネルギー事業者がすでに消費者大半へと送電を再開させたが、作業は続いている。犠牲者なし」と書かれている。

キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、市内デスニャンシキー地区で無人機攻撃の際に集合住宅が破損したと報告した

発表には、ロシア軍はキーウに対して、自爆型無人機で複数の方角から波状に攻撃をしかけてきたと書かれている。

行政府は、無人機攻撃によりデスニャンシキー地区で集合住宅が破損したとし、3つの階で窓ガラスと内装が破損したという。死傷者の報告はなし。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、16日19時30分から17日5時にかけて、ロシア軍は誘導航空ミサイル「Kh59」1弾(露クルスク州から発射)と自爆型無人機および型不明の無人機計56機(露クルスク、オリョール、プリモルスコ=アフタルスクから発射)で攻撃を仕掛けてきたと報告した

ウクライナ側は、迎撃戦によりこの内22機をスーミ州、キーウ州、ポルタヴァ州、チェルニヒウ州、ジトーミル州、ミコライウ州、チェルカーシ州、オデーサ州、テルノーピリ州で撃墜したという。

また、他2機はベラルーシ領へと飛来していき、27機は電子戦によりウクライナ領内飛行中に消失したと書かれている。

同時に、5機の自爆型無人機が前線隣接州のインフラ施設に着弾したという。