ウクライナ、ロシアに拘束されていた９５人のウクライナ人捕虜が帰還

ウクライナのゼレンシキー大統領は１８日、ロシアに拘束されていた９５名の軍人を帰還させることに成功したと発表した。その内２０名は、ロシアにて終身刑を言い渡されていたという。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。

ゼレンシキー氏は、「９５名の私たちの人々が再び家にいる。マリウポリと『アゾフスタリ』、ドネツィク州、ルハンシク州、ハルキウ州、キーウ州、チェルニヒウ州、ヘルソン州を守ってきた戦士たちだ」と書き込んだ。

同氏はまた、ウクライナがロシアの拘束から人々を助ける度に、「私たちは、ロシアの不自由の中にいるすべての人に自由を取り戻す日が近付くのだ」と書き込んだ。

そして同氏は、捕虜の捜索と解放に携わったチームに謝意を伝えた。

同氏は、「ロシアが拘束するすべての私たちの人々を引っ張り出せるようにあらゆることを行っている。交換基金を補充している戦士たち、支援してくれているパートナーたち皆に感謝を」と書き込んだ。

捕虜待遇問題調整本部はまた、フェイスブック・アカウントにて、今回の９５名の帰還は、捕虜交換の結果だと説明した。

投稿には、「今回の交換の特徴は、侵略国の裁判システムでいわゆる『判決』で、『有罪』となっていたウクライナ人が多く帰還したことだ。２８人が長期、２０人が終身の判決を、侵略国から自国を守ったことで言い渡されていた」と報告されている。

今回解放されたのは、６９名の兵士・軍曹、２６名の将校であり、国家警護隊隊員、海軍兵、陸軍兵、国境警備隊隊員、その他安全保障・防衛戦力参加部隊の代表者だという。解放された者の多くが深刻な病、重傷を負っており、また拷問と不十分な食事で体重を大きく減らしていると書かれている。

その他調整本部は、アラブ首長国連邦に対して、今回の交換の支援につき深い謝意を表明した。

また、今回は５８回目の交換であり、合計で３７６７名をロシアの拘束から解放させることができたと報告されている。

動画：ＳＢＵ