クルスク州でウクライナ軍包囲というプーチンの発言は事実に反する=シルシキー宇軍総司令官

ウクライナのシルシキー軍総司令官は25日、ロシアのプーチン氏がBRICS首脳会議において、クルスク州のウクライナ軍を包囲したとした発言につき、事実に反すると否定した。

シルシキー総司令官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

シルシキー氏は、「BRICS首脳会議にて侵略国トップが行った、クルスク州でのウクライナ軍包囲に関する発言は事実に反する。それは、現実の状況を反映していない明白な偽情報である」と伝えた。

同氏はまた、ウクライナ軍はクルスク方面で積極的行動を継続しており、3か月間連続で敵の戦闘能力を破壊していると指摘した。そして、敵からの激しい圧力がある中、同方面で敵は兵員、兵器ともに著しい損耗を出しているという。同氏はとりわけ、8月8日から現在までに、ロシア軍は1万7819人の兵員を損耗したとし、この内回復不能者は6662人、健康面の損耗は1万446人、捕虜は711人だと報告した。

加えて同氏は、敵の兵器損失は、戦車45両、戦闘装甲車256台、車両565台、榴弾砲システム99台、多連装ロケットシステム5台だと伝えた。

その上で同氏は、全ての前線、方面のウクライナ兵に、強靭性、忍耐、勇敢さにつき謝意を伝えた。

写真:シルシキー総司令官(フェイスブック)