ロシア軍の夜間のミサイル・無人機攻撃 死者キーウで1名、ドニプロで4名
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は25日から26日にかけての夜間、ウクライナ各地をミサイルと自爆型無人機で攻撃した。ドニプロでは死者4名、負傷者21名が出ており、首都キーウでも児童1名が死亡、6名が負傷した。
ドニプロの状況について、リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
リサク氏は、「負傷者21名、内7名が病院だ。17歳の青年が重体である」と書き込んだ。
ドニプロへのミサイル攻撃の被害 写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム
動画:国家非常事態庁(テレグラム)
またクリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍のドニプロの集合住宅に対する攻撃により、警察の捜査官の配偶者と娘が死亡したと伝えた。
ドニプロへのミサイル攻撃の被害 写真:ミコラ・ムヤクシコウ/ウクルインフォルム
国家非常事態庁は、今回のミサイル攻撃の被害につき、「2階建て集合住宅が部分的に破壊された。また、多階層集合住宅と医療機関が破損」とし、瓦礫の下から遺体が引き上げられたと伝えた。
首都キーウでは、キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルにて、自爆型無人機により市内ソロムヤンシキー地区で児童が1名死亡、6名が負傷したと報告した。
キーウの被害 写真:セルヒー・チュザウコウ/ウクルインフォルム
ポプコ行政府長官は、「キーウへのロシア軍無人機による攻撃により、ソロムヤンシキー地区で1名が死亡、6名が負傷、その内1名が病院へ搬送された。他の者には現場で治療が施された」と伝えた。
またクリチコ・キーウ市長は、ソロムヤンシキー地区の集合住宅の17階から21階のアパートが破損し、火災が発生。2009年生まれの女児が死亡したという。
動画:キーウ市軍行政府
また、国家非常事態庁は、キーウ州にて、ロシアの無人機攻撃により、1名が負傷、火災が2件発生したと報告した。
イルピンでは、破片の落下により2階建てガレージで火災が発生したところ、1時12分には鎮火されたと書かれている。
オブヒウ地区では、住宅の屋根が炎上したところ、こちらも消火が行われたと書かれている。