ロシア軍、キーウを自爆型無人機で攻撃 6名負傷
写真
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、29日未明に同国首都キーウを自爆型無人機で攻撃した。朝の時点で6名が負傷したことが判明している。
国家非常事態庁キーウ市総局がフェイスブック・アカウントで伝えた。
キーウへの無人機攻撃の被害 写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム
写真:国家非常事態庁キーウ市総局
国家非常事態庁は、「4時29分、無人機攻撃により駐車されていた自動車、店、商業施設が炎上した。また、送ガス管が減圧。5時17分には50平方メートルに及んだ火災が消火、完全鎮火は5時37分だった」と報告した。
ポプコ・キーウ市軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、撃墜された無人機の破片がキーウ市内のソロムヤンシキー地区とスヴャトシンシキー地区にて確認されたと報告した。
ポプコ氏は、「ロシア軍によるキーウに対する10月に入ってから18回目の空襲だ! 敵は、平和な街へのテロの烈度を下げる予定がない。未明、ロシアの無人機は再び首都への脅威をもたらした。空襲警報は未明、キーウで2回発令され、合計で4時間以上となった。敵の無人機は様々な方角から首都に入ってきたが、防空戦力・機材が適時発見し、撃墜した」と伝えた。
ソロムヤンシキー地区では、住宅地に被害が出たとし、送ガス管が減圧し、9階建て集合住宅の壁面が破損、店で火災が発生。また、停めてあった自動車3台が炎上したという。この時点では5名の負傷者が出ていたと書かれている。
スヴャトシンシキー地区では、破片により3階建ての行政庁舎の窓ガラスが割れたという。同地区では負傷者情報の接到はないとのこと。