キーウ攻撃のために発射された露軍自爆型無人機は全て撃墜

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キーウ市軍行政府は、31日未明にロシア軍がキーウを攻撃するために発射した自爆型無人機は、防空戦力と電子戦機器により全て無力化することができたと発表した。

キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた

行政府は、「10月に入ってから20回目のキーウ空撃だ! これまでの攻撃時と同様、ロシア軍は再び無人機を使用した。無人機はキーウへと複数回に分かれて様々な方角から入ってきた。首都の空襲警報は未明に2回発令され、合計で2時間半継続した」と伝えた。

防空戦力・機材、電子戦機器により、キーウを襲ったロシアの無人機は全て無力化されたという。

この攻撃の際に、ポジリシキー地区で撃墜された無人機の破片落下で、開けた場所で火災が発生したところ迅速に鎮火されたという。また、2階建て集合住宅と行政庁舎の窓が割れたと書かれている。

そのほか、高圧電線が破損したとの情報があるとしつつ、犠牲者情報は入っていないとのこと。

発表には、キーウでは10月を通じて空襲警報が発令されなかったのは1日だけであり、10月は平均で1日2回警報が発令されていたと報告されている。

国家非常事態庁は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ市内の無人機落下の火災現場の写真を公開した。

その他、ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルで、30日18時30分から31日朝にかけて、ロシア軍は、弾道ミサイル「イスカンデルM/KN23」4弾、誘導航空ミサイル「Kh59/69」8弾、自爆型無人機43機を発射したと報告した

この内、ウクライナ側は、「Kh59/69」2弾をオデーサ州で撃墜。また無人機17機を撃墜した他、23機が消失したと書かれている。さらに、3機はロシアと被占領下ウクライナ領へと飛翔していったという。